アドビ、Adobe Experience Managerの新しいイノベーションを発表

~AIによるインサイトでコンテンツ配信を再構築~

 

  • Microsoft WordやGoogle Docsなどの一般的な生産性ツールを使用して、権限を与えられたチームメンバーであれば誰でも企業のwebサイトやモバイルコンテンツの編集が可能に
  • Adobe Experience Manager(AEM) AssetsとAdobe Firefly、Adobe Expressの連携により、色、オブジェクト、風景などの画像コンポーネントを瞬時に変更し、異なるチャネル向けのバリエーションを自動生成することが可能に
  • 新しいAIイノベーションが、リアルタイムのコンテンツ パフォーマンス データを提供し、各オーディエンス セグメントに最適な画像、色、コピーを予測
  • PGAツアーなどのグローバルブランドが、これらの新機能を試験的に導入し、組織内におけるコンテンツベロシティの促進と加速を実現

 

※当資料は、2023年3月21日(米国太平洋時間)に米国本社から発表されたプレスリリース抄訳です。

 

【2023年3月22日】

アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、世界最大級のデジタルエクスペリエンスカンファレンス「Adobe Summit 2023」において、コンテンツおよびデジタルアセット管理システムAdobe Experience Manager(AEM)の、エクスペリエンス作成、公開、分析に関する新しいイノベーションを発表しました。今回の大型アップデートにより、コンテンツ開発と公開を迅速かつ容易に行える次世代機能、より高品質なweb体験、企業がターゲットオーディエンスに向けて新しいコンテンツを容易に最適化できる、AIを活用したデータインサイトが新しく提供されます。 

 

アドビのデジタルエクスペリエンスビジネス担当シニア バイス プレジデントであるアミット アフジャ(Amit Ahuja)は次のように述べています。「デジタルエコノミーは今やあらゆる分野の成長エンジンであるため、webサイトやモバイルアプリはExperience-Led Growth (エクスペリエンス主導の成長) の基盤となっています。デジタルコンテンツの鮮度と関連性を保つことは、成長機会を生かすための鍵であり、Adobe Experience Manager(AEM)の最新のイノベーションにより、より多くの人がAI主導型のインサイトを利用して、自らのクリエイティビティを高めながら、コンテンツを管理できるようになります。」

 

PGAツアーの製品開発担当バイス プレジデントのエリック ハンソン(Eric Hanson)氏は次のように述べています。「当ツアーの視聴者は、長年のゴルフファンから、お気に入りの選手やトーナメントに関するコンテンツを定期的に視聴したいカジュアルなファンに至るまで、世界中で拡大し、多様化し続けています。Adobe Experience Managerの新機能は、当社が提供するデジタル体験のゲームチェンジャーとなり、webサイト、モバイルアプリ、デジタルマーケティング キャンペーンなど当社のさまざまなチャネルで、タイムリーで魅力的なコンテンツを驚くべきスピードで提供できるようになりました。」

 

Adobe Experience ManagerにおけるジェネレーティブAIのイノベーション 

画像や動画などのコンテンツを管理するデジタルアセット管理システムのAdobe Experience Manager(AEM)Assetsと、画像生成やテキストエフェクトに特化したクリエイティブなジェネレーティブAIモデルの新製品である「Adobe Firefly」を組み合わせることで、企業はコンテンツ開発を大幅に加速させ、効率化を図ることができます。

 

Adobe Express とAdobe Firefly はAdobe Experience Manager (AEM) Assetsに直接統合され、色、オブジェクト、風景などの画像コンポーネントを瞬時に変更し、webサイト、モバイル、電子メールなどのチャネルに対応したバリエーションを自動的に生成することができます。Adobe Fireflyは、企業のコンテンツ サプライチェーンを加速させ、大規模なパーソナライゼーションへの取り組みを後押しします。また、この新しいAdobe Experience Manager(AEM)により、企業は消費者の心に最も響く属性(色、オブジェクト、コピー)に関する強力なAdobe Sensei のAIインサイトを得ることができ、ジェネレーティブAIを活用したコンテンツで、より確実にビジネス成果をあげることを支援します。

 

コンテンツベロシティ加速のためのコンテンツの民主化 

新しいAdobe Experience Manager(AEM)により、Microsoft WordやGoogle Docsなどの一般的なツールで作成されテンプレート化されたドキュメントから直接、webサイトやモバイルアプリなどあらゆるオンラインチャネルのコンテンツを自動的に更新できるようになります。CMSの専門知識がなくても、同じドキュメントから作成、編集、公開が可能になり、セキュリティコントロールにより、権限のあるユーザーだけに変更を許可することもできます。これらの機能はAdobe Experience Manager (AEM) Formsにも適用され、政府機関や金融サービスなどの分野で、紙ベースのプロセスをデジタル化し、消費者のアクセス拡大に貢献します。 

 

デジタルエクスペリエンスを誰にでも更新しやすくすることで、真のコンテンツベロシティが実現し、集中した公開スケジュールの制約を受けずに、好きなときにコンテンツを公開、編集することができます。デジタルチャネルの頻繁な更新はエンゲージメントとコンバージョンを高め、その遅延は収益に直接影響することから、このような汎用性は特に小売業などにおいて、ホリデーシーズンのような重要な場面で高く評価されるでしょう。新しいAdobe Experience Manager (AEM)により、業界を問わず、顧客はよりタイムリーで正確なコンテンツを含む、優れたweb体験を楽しめるようになります。

 

AIを活用した、クリエイティブの意思決定を促すインサイト

Adobe Experience Manager(AEM)はまた、アドビのAIおよび機械学習フレームワークであるAdobe Sensei活用した業界初の機能を導入することで、リアルタイムのインサイトを使用してコンテンツ作成プロセスを推奨することができ、コンテンツ分析とクリエイティビティの連携を図ります。クリエイティブなコンテンツに対する需要がますます高まる一方、組織では閲覧数やクリック数といったトップラインの指標のみに注目する傾向があり、どのコンテンツが本当にオーディエンスに響くのかを理解するために必要な定性的なデータが不足しています。 

 

Adobe Senseiは、コンテンツを属性レベルで分析し、色、オブジェクト、構成、書き方などの属性が、異なるオーディエンスに対するパフォーマンスにどのような影響を与えるかを計測することができます。これらのリアルタイムのインサイトは、コンテンツが時間とともに最適化されていく様子を示し、企業がコンテンツ サプライチェーンを構築する際のフィードバック ループを提供します。また、このデータをAdobe Experience Platform連携させることで、企業はオーディエンス プロファイルを充実させ、パーソナライゼーション キャンペーンを強化することができます。例えば、東海岸の18~24歳のZ世代の女性は、オレンジ色のトーンやよりカジュアルな文章に最も反応するといったインサイトを得ることができ、企業はそれに基づいてコンテンツの作成プロセスを変更し、パフォーマンスを向上させることができます。

 

 

「アドビ」について 

アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei活用しています。

 

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。

 

アドビに関する詳細な情報は、webサイトhttps://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

 

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