木谷友亮氏が率いるクリエイティブチーム カイブツでは、映像制作の工程にAdobe Captureを活用。身の回りの物から色や光をキャプチャし、Premiere Pro、After EffectsにLookを適用する方法を紹介します。チュートリアルも参照して実際にお試しください。
ここでご紹介する機能はすべて新しいAdobe Captureに搭載されています。iTunes App StoreまたはGoogle PlayからCaptureにアクセスしてください。
必要な情報
手順1/8(オプション)
Creative Cloud ライブラリにアセットを追加する
カイブツが作成したLookを実際に作ってみることができます。こちらをクリックし、kingyoライブラリを開いてください。「Creative Cloudへ保存」をクリックして、自分のアカウントにライブラリのコピーを作成します。
注意:アセットをコピーするには、自分のAdobe IDでCreative Cloudアカウントにサインインする必要があります。Adobe IDをまだお持ちでない場合は、こちらをクリックしてください。
手順2/8
カラーとライトをキャプチャする
Adobe Captureを起動して、「LOOKS」を選択、キャプチャするシーンにデバイスのカメラを向けます。画像の上に3Dのバブルのかたまりが表示されます。これは、新しいLookでキャプチャするカラーとライトの分類を示しています。バブルが大きいほど、カラーがLookに与える影響が大きくなります。準備ができたら、キャプチャボタンをクリックします。
オプション:kingyoのLookを再作成するには、xをタップしてカメラモードを終了します。「+ Creative Cloud」をタップし、Creative Cloud Librariesから「kingyo」画像を選択して開きます。
手順3/8
Lookの主要なカラーを選択する
新しいLookは画面の上半分のサンプル画像に適用されます。
それがLookの一部になると、それぞれのカラーバブルは個々の彩度調整を表します。これらの調整を組み合わせることで、ビデオ画像の外観がこのLookによってどのように変化するのかが決まります。
Adobe Captureでは、Lookのミッドトーンを決定する主要なカラーが自動的に選択されます。Lookのミッドトーンを変えるには、別のカラーを選択します。
別のバブルをタップすると、そのカラーがLookのミッドトーンとして設定されます。
手順4/8
Lookの強度を調整する
新しいLookがサンプルビデオに与える影響を確認するには、サンプル画像上で左にスワイプします。スライダーを調整し、Lookの全体的な強度を高くしたり、低くしたりします。
最後に、チェックマークをタップし、Lookに名前を付けます。Lookを保存するライブラリを選択します。
手順5/8
Premiere Proで新しいプロジェクトを作成する
サンプルビデオクリップをダウンロードします。新しいプロジェクトを作成してクリップを読み込みます。次に、そのクリップを新しいアイコンにドラッグし、新しいシーケンスを作成します。
手順6/8
Lookを適用する
ライブラリパネルを開き(ウィンドウ/ライブラリ)、新しいLookをシーケンスにドラッグします。ここに示すビデオシーケンスは00:00:02の時点です。
手順7/8
クリップのカラーを調整する
カラーワークスペースをクリックし、Lumetriカラーパネルを開きます。「基本補正」セグメントを開きます。ライブラリから適用したLookが選択されます。
「色温度」、「コントラスト」および「彩度」の各スライダーを調整して、Lookを調整します。
ヒント:ビネットを追加して、少しドラマチックにすることができます。「ビネット」セクションを開き、「適用量」に-1.8を設定します。
手順8/8
Lookを再利用する
新しいLookがCreative Cloud Librariesに保存されたので、自分のプロジェクトや自分が関与している他のプロジェクトの別のクリップにそのLookを適用できます。
これですべての作業は終了です。
サンプルファイルの本編
カイブツ製作指揮のAdobe Creative Cloudフィロソフィビデオ「色を喰うアクマ」を見る
クリエイターは森羅万象さまざまなものに触れ、創作をしています。Adobe Creative Cloudはそんなクリエイターの傍らにずっと存在して、その創作を支えています。
ひとりでも多くのクリエイターが、いつか世界を塗り替えてしまうほどのクリエイティブを生み出していけるように。
Adobe Creative Cloud フィロソフィビデオ「色を喰うアクマ」本編
「色を喰うアクマ」メイキング映像
「色を喰うアクマ」でCharacter Animatorを試そう!
PhotoshopやIllustratorで作成したキャクターをCharacter Animatorに読み込ませると、パソコンに接続されたカメラでとらえたフェイストラッキング(顔認識)情報やマイクから入力された音声入力情報などから活き活きとしたアニメーションを作ることができます。この新しい制作フローを、是非体験してください。
練習用のサンプルファイル(ZIP、2.3 MB)
Character Animatorのチュートリアルはこちら ›
株式会社カイブツ
木谷友亮氏が設立した、クリエイティブチーム。既成概念にとらわれず、様々なメディアでクリエイティブを生み出している。http://kaibutsu.jp/
木谷友亮
1976年千葉県生まれ。工業高校〜大学機械工学科〜デザイン専門学校卒業。グラフィック広告の制作会社アドブレーンに入社。電通IC局への出向を経て、2005年独立。2006 年株式会社カイブツを設立
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